1月31日(土)プリ・テック30周年記念事業として催された、ヤンジンさんの講演会に行ってきました。
ヤンジンさんはチベット出身の唯一の声楽家だそうで、活動で得た資金でチベットの学校建設を行なっているそうです。
講演会前半はチベットの学校風景をビデオカメラで映した映像が流れて、後半からヤンジンさんの歌とその合間にチベットの故郷(最寄りの街からバスで2日かかるそうです。)の話や自身の家族の話をされました。
ヤンジンさんが日本に来られた経緯としては、チベットのご両親が学も無く字が読めなかった為に土地を奪われたそうで、”自分達の子供にこんな悔しさを味わって欲しくない”という事で学校へ行かせてくれたそうです。家族の支えもあってなんとか大学を卒業(お兄さんが変わりに実家の手伝いを引き受けてくれたとか、その気持ちに応える為にマイナス20度の中勉強したとか、ここら辺良い話でした。)、その卒業発表会で日本人の旦那さんと知り合ったそうです。
ヤンジンさんは日本に来て“なんて恵まれた環境だろう”と思ったそうです。何処へいっても電気が通っており、果物もすぐ手に入る(チベットは標高が4,000mの所にあるので木が生えて無いそうです)。そして、皆学校へ行き字も読める環境がある。
日本では当たり前の事なんですが、当たり前すぎて気が付かなくなっているだけで、凄く恵まれた環境である事を再確認させられました。
最後は第九を楽しむ会の皆さんの合唱がありました。(社長も歌っていたので驚きました。)
(鳥)
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