7月17日(土)の朝に、当社の地元、亀崎地区の海浜緑地にて半田市主催の『水辺クリーン・アップ大作戦』と題したボランティア清掃があり、当社からも10名+子ども2名が参加しました。
この日は亀崎地区以外にも中央ふ頭エリアでも行われ、年に一度の一斉清掃活動となります。昨年はコロナ禍、一昨年前は猛暑により中止、3年ぶりの活動になりました。
久し振りの参加でしたが、改めて海岸の漂着ゴミについて深刻さを感じました。以前のブログにも書いたことがありますが、小さなマイクロプラスチックや、発泡スチロールの破片、ビニール袋、ペットボトルといったプラスチック樹脂で作られたゴミが多いことを感じます。人間の手では拾っても拾いきれないゴミが、この海に沈んでいると思うと、なんともやるせない気持ちになります。一度捨てたゴミは何十年も分解されず、海を汚し続けます。生態系に及ぼす影響はとても深刻です。
こんな現実が・・・
- 海洋ごみ問題が深刻化、2050年には魚より海洋ごみの量が多くなると言われている
- 海洋ごみの7〜8割が街から発生。雨が降った際などに路上のごみが川や水路に流出し、海へ至る
図表:海洋ごみでプラスチックごみが占める割合 日本財団ジャーナルより
驚きの数値ですね。海洋ゴミの65%以上がプラスチックごみなのです。
今回の清掃をした亀崎の海浜は、ユネスコ無形文化遺産にも登録されている『亀崎潮干祭の山車行事』で、5輌の山車が海浜に曳き下ろされる人口の砂浜があります。300年を超える昔から続く伝統の祭礼で現在は毎年5月3日・4日に行われます(昨年と今年は新型コロナウイルスの影響により中止)。この伝統行事を未来に託していくにも、今の海辺を守っていかねばなりません。
私たち一人ひとりが地球環境を考え、ゴミのない美しい海辺、大地を未来に託していくためにも、モラルをもってきちんとゴミは持ち帰る、きちんと捨てる、分別をする普段の心がけを忘れないようにしていきたいですね。
来年もぜひ参加したいと思います。