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WBGT値(暑さ指数)とは?

今年の夏は平年より全国的に気温が高く、
8月は中旬以降で暑さの和らぐ時期もあるそうですが、
9月に入っても前半は残暑が厳しいと予想されています。
連日、熱中症のニュースを目にします。
その中で「熱中症警戒アラート」とか
「暑さ指数」などの言葉が出てきますが
この言葉の意味、皆様は正しく理解できていますか?

私は「暑さ指数」という言葉を知らなかったです。
気になったので、今回調べてみました!

暑さ指数(WBGT)って何?

出典:一般財団法人 日本気象協会「熱中症ゼロへ」プロジェクト2023年
https://www.netsuzero.jp/

暑さ指数(WBGT)とは、
体と外気との熱のやりとり(熱収支)に与える影響の大きい、
「気温」、「湿度」、「日射・放射」、「風」の要素をもとに
算出された指標です。
暑さ指数(WBGT)は熱中症リスクを判断する数値として、
運動時や作業時だけでなく、日常生活での指針としても活用されています。

出典:一般財団法人 日本気象協会「熱中症ゼロへ」プロジェクト2023年
https://www.netsuzero.jp/
出典:一般財団法人 日本気象協会「熱中症ゼロへ」プロジェクト2023年
https://www.netsuzero.jp/

日本生気象学会では「日常生活に関する指針」、
公益財団法人日本スポーツ協会では「熱中症予防運動指針」を
上記の通り示しています。
どちらの場合も、暑さ指数(WBGT)が28℃以上(厳重警戒)になると、
熱中症リスクが高まります。
ただ、28℃未満の場合でも、
運動や激しい作業をする場合は、定期的に休憩をとり、
積極的に水分や塩分を補給するなどの対策をとるようにしましょう。


「熱中症警戒アラート」って?

今日 7/31(月)の熱中症警戒アラート

「熱中症警戒アラート」が発表されるのは、
暑さ指数が 33 を超えると予想されるときです。
すなわち、「危険」になる基準をさらに超えた状態になるときに
熱中症警戒アラートが発表 されることになり、
そのときにはすでに熱中症になる危険性がかなり高い状態といえます。

私はこの「熱中症警戒アラート」は
気温が高い時にでるものだと思っていたのですが、
まったくの勘違いでした。
気温でなく「暑さ指数」なんです。
毎日、お天気お姉さんが伝えてくれる
「気温」ばかりを気にしていましたが、
湿度や風、地面からの熱なども
注意しないといけないんですね。

そもそも「熱中症警戒アラート」が出ている時点で
外での作業・運動はかなり危険だということです。
夏休み中のお子さんの行動にも、かなりの注意が必要です。

室内だから大丈夫…?

とてもありがたいことに
私の仕事場は室内でクーラーも効いていて涼しいです。
とても快適で、外仕事の方や工場などで働いている方々よりも
熱中症リスクは少ないと思います。
ただ、作業に集中して水分を摂り忘れることもあります。
またトイレが暑くて極力トイレに行く回数を減らしたり…。
室内ワークでも、適度に水分補給し
こまめに休憩することが必要だそうです。
室内だから大丈夫、と油断することなく
気をつけていきたいですね。

かなり前ですが、昭和の時代は
「熱中症」が「死に至る」という認識はあまりなく
直射日光が当たる中で遊んでるとフラッとする…
個人的にはそんなイメージでした。
熱中症という言葉ではなく「日射病」と呼ばれていましたし。
(※2000年から「熱中症」という言葉に統一されたそうです)
ですが今は、年々気温も上昇し、紫外線量も増えています。
「熱中症」は「最悪の場合、死に至る」という認識をしっかり持ち
正しい予防・対処の知識を身につけて
この今年の猛暑を乗り切ろうと思います。


皆様もどうぞ楽しい夏を過ごすために
熱中症予防を万全に!


余談ですが、私の知り合いの
スーツアクターのお仕事をしている人は
(戦隊モノのヒーローや着ぐるみの中に入って動く人)
夏の炎天下でのお仕事の場合は
麺つゆを持参していくそうです。
手っ取り早く塩分が摂れると言ってました…。

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