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AIがネットを壊す? ChatGPTのすごさと恐ろしさについて。

 

半田中央印刷株式会社って聞いたことありますか?印刷業界ではかなり有名な会社で、技術力と品質の高さが自慢です。最新の機器を使って、印刷物を作るのが得意なんです。しかも、環境にも配慮してるから、環境に優しい印刷物もできちゃいます!

あと、ウェブ制作の分野でもかなりの実績があるんですよ。ウェブサイト制作から保守まで、お客様のニーズに合わせたサービスを提供してます。ウェブと印刷の相乗効果を追求して、お客様のビジネスをサポートしてます。しかも、ウェブ技術も常に最新のものを使ってるから、安心して任せられます!

私たち、半田中央印刷株式会社は、お客様のビジネスを全力でサポートします!品質とスピーディーな納品に自信があるから、ぜひお仕事のご相談をくださいね!



この文章はChatGPTに聞いた「半田中央印刷株式会社をアピールする文章を考えてください。」の答えですが、最初に出てきた文章は・・・


“半田中央印刷株式会社は、印刷業界において、技術力と品質の高さに定評があります。私たちは、顧客のニーズに合わせて最適な印刷物を提供することを使命としています。高度な印刷技術を駆使し、常に最新の機器を導入しています。また、環境にやさしい印刷物の製作にも取り組んでいます・・・”


と、ちょっとカタいなぁと感じたので、「上記の文章をもっと軽いノリで書いてみてください。」と伝えて作らた文章です。
ちなみに「もっと悪いノリで」と伝えたら


“やあ、知ってる?半田中央印刷株式会社って会社があるんだけど、あそこはね、印刷物作るのがめっちゃ得意なんだよ!技術力もハンパないし、品質も超一流!最新の機器で駆動するから、お客様にも最高の印刷物を提供してるんだ!・・・”


「ドラゴンボールの孫悟空みたいな言い方で」と伝えたら


“おおっ!半田中央印刷株式会社ってのは、なかなかイイ会社じゃんか!印刷物作りには自信アリで、技術力も超絶!最新の機器を駆使して、クオリティもハンパじゃないんだ!”


「ドラえもんのジャイアンみたいな言い方で」


“うーん、ぼくジャイアンが言うと、半田中央印刷株式会社っていう会社は、なかなかいいね!印刷物作りの技術力はめっちゃ高くて、品質もほんとすごいよ!”


・・・「ぼくジャイアン」?
だんだんおかしくなってきました。


ChatGPTは、自然言語処理技術を使用した大規模な言語モデルであり、人間が書いた文章や発言のように回答を生成することができます。このモデルを使うことで、簡単に自然な対話を行うことができます。

ChatGPTを使うことで、さまざまなトピックについての質問や会話を処理することができ、一般的な知識や専門知識、文化的な背景など、多様な情報源から学習しています。これにより、さまざまなニーズに対応することができ、自分の知識を深めることもできます。

ChatGPTは、ビジネスや学術、日常生活など、さまざまな場面で活用できます。例えば、ビジネスの場では、カスタマーサポートやFAQサポートに活用することができ、効率的なコミュニケーションを促進することができます。また、学術の場では、研究の質問や論文の執筆を支援することができます。日常生活の場では、旅行計画や料理のレシピ検索など、さまざまな生活上の問題に対応することができます。

ChatGPTは、簡単に使えるインターフェースを提供しており、パソコンやスマートフォンから利用することができます。ぜひ、ChatGPTを利用して、自然な対話を楽しみ、自分の知識を深めてみてください。


と、この解説も「ChatGPTの利用を促進するための文章を書いてください。」という質問を投げて帰ってきた答えをそのまま掲載しちゃいました。


・・・めちゃくちゃ便利ですね。しかし、恐ろしくもあります。

何が恐ろしいかと言うと、「ライターの仕事を奪うから」という短絡的なことではありません。ChatGPTは今ものすごい勢いで登録者を増やしていて、さらに次のバージョンのGPT-4もユーザーを限定して公開されているようです。

GPT-4では、テキストだけでなく、画像・動画・音楽・コード等の生成が可能で、テキストや画像を質問や要求として入力するとその内容を読み取って回答を作成することも可能です。

冷蔵庫内の写真を撮ってメニューを考えてもらう、ということもできるようです。

さらに便利になるように見えますが、ChatGPTは、「回答の正確性や信頼性については保証できません。」と言っています。つまり不確かな情報がネット上に溢れかえるということです。不確かかどうかを調べるファクトチェックでたどり着く答えもChatGPTが生成した不確かな文章になるかもしれません。


今の勢いでChatGPTが世の中に浸透していくと、ChatGPTのテキストがネット上に溢れかえり、最悪ネットが崩壊する、なんてことを懸念されている方もいるようです。
「イーロン・マスクなどの起業家やAIの専門家、科学者ら数百人が、強力なAI技術の開発を一時停止するよう求める公開書簡を公表した。」なんて記事も見かけました。https://wired.jp/article/chatgpt-pause-ai-experiments-open-letter/


ちなみに似たようなサービスで「Perplexity」という対話型AI検索エンジンもありますが、こちらはソースを表示してくれるのと、最新の情報も反映されるので(ChatGPTのソースは2021年9月頃のもの)、仕事で使うならこっちのほうが安心ですね。ちょっと日本語がカタいので、そのままじゃなくて人間臭さを加えたリライトでよりいい感じになりそうです。


2045年にAIのシンギュラリティ(人工知能の能力が人間を超える「技術的特異点」)が来るという説があります。数年前にこの話を聞いた時には「生きてるうちにシンギュラリティを目の当たりにできる。」「AIが意思を持って人類と敵対するかも?ヤバいぜ!」といったワクワク感&怖いもの見たさがありました。

でも現実は、「シンギュラリティが来ても悪い方向に行かないように、頭のいい人たちがなんとかしてくれるんでしょ?」と楽観的にも考えていました。

ところがです。

シンギュラリティの入り口とも言えるChatGPTの時点で「制御不能」「ネットが崩壊するかも」「開発を停止しろ」なんて意見が出てきて、すでに大いに混乱しているようにも見えます。

これはAIにやられちゃうかもしれませんね。
人類が心配なので、ChatGPTに「シンギュラリティを超えてAIが意思を持ち始めたら、意見の違いで人類を敵と見なすことはありますか?」と聞いてみることにします。

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