従来の合同会社説明会「るびあん」に代わる施策として企画された、知多半島で働くことの意義と魅力を発信する地域メディア「チタジョブ」をご案内いたします。
2026年1月5日月曜日にリリースが予定されています。
なぜ今、地域特化の仕事メディアが必要なのか
チタジョブは、知多半島5市5町の事業者様を対象としており、その運営はチタジョブ事務局(半田商工会議所内)とチタジョブ編集室(半田中央印刷株式会社内)が共同で担っています。
現在、知多半島の事業者が直面する最も深刻な課題は、人材確保の難しさです。長期的には知多半島の多くの市町で人口減少が予測されており、特に生産年齢人口(15~64歳)の減少は著しく、労働力不足は年々加速しています。

さらに、ハローワークを通じた就職決定者の過半数(令和5年度で約54%)が知多半島外の職を選んでいるという現状があります。これは、名古屋市の経済的引力や若年層の地域外への流出傾向などが構造的な要因として考えられます。また、合同会社説明会のようなリアルイベントでは、求職者が集まりにくくなっているという課題も存在します。

チタジョブの目的は、こうした現状を打破することです。まだ知られていない知多半島の事業者の魅力を発信し、求職者とのマッチングを実現すること。そして、都市部ではなく地元である知多半島で働くことの意義と魅力を発信し、求職者の分母を増やすことを目指します。
「興味・関心」の形成に特化するチタジョブのコンセプト
チタジョブは、既存の大手求人サイトとは一線を画した「仕事がテーマの地域メディア」として立ち位置を確立していく予定です。
ターゲットの再設定
従来の合同会社説明会「るびあん」が新卒のみをターゲットとしていたのに対し、チタジョブは就職・転職を考えているすべての方をターゲットとしています。具体的には、知多半島及び近隣地域在住の新卒・既卒学生、転職希望者、およびUターン・Iターン・Jターン就職希望者です。
潜在的な応募者との接点創出

本サイトの最大のコンセプトは、「興味・関心」の形成に特化することです。
求職者が応募行動に移る前の段階に焦点を当て、潜在的な応募者との接点創出をサポートします。
求人票に掲載される系統の就職関連情報(給与や勤務地など)は、事業者の採用サイトや大手求人サイトに任せ、チタジョブでは勤務条件だけでなく、事業の魅力や働く面白さを発信するコンテンツを重点的に掲載します。これにより、知多半島の仕事に興味・関心を持ってもらい、事業者への就職を促すことを目的としています。
チタジョブが提供する独自コンテンツと機能
チタジョブは、求職者の興味を最大限に引き出し、企業と求職者間のミスマッチを低減するためのユニークな機能とコンテンツを提供します。
1. 直感的なキーワード検索

従来の求人サイトではあまり見られなかった、「休みが多い」「アットホーム」「ヒゲOK」「カラーヘアOK」「意見が言いやすい」「稼ごうと思えば稼げる」など、社風や働き方に特化した独自のキーワードを求職者が直感的に選び、事業者や仕事を探すことができます。これにより、求職者は自分自身の価値観に合った働き方を重視した絞り込みが可能です。
2. 第三者発信のレポート記事(オプション)

チタジョブのコンテンツ制作における最大の強みは、信頼性と客観性を確保するために、事業者からの情報発信ではなく、第三者(ライター)が取材を行い、レポート風記事として紹介する点です。
信頼性と客観性
「これは広告ではなく、真実の姿だ」という印象を与えることができ、読者の心を動かす物語性と共感性を生み出します。
ライターによるレポートの種類
オプションプランとして提供されるレポート記事には、「仕事」にフォーカスした「お仕事レポート」と、事業者の紹介を行う「事業者レポート」の2種類があります。
制作体制
オプションのレポート記事制作は、チタジョブ編集室が執筆するため、参加事業者様の作業的な負担を軽減できます。
3. チタジョブ編集室による企画記事
チタジョブ編集室は、求職者の興味をそそる特集記事を定期的に(月に1~2本)企画します。
具体的には、「UIJターン経験者対談」、「地元企業の経営者等の対談」、「南知多町のPickUp企業7選」、「働き方に柔軟性がある企業10選」、「未経験者歓迎の求人特集」、「知多半島の注目成長企業」など、事業者の枠を超えたコラボレーション企画を実施し、ユーザーの興味・関心を引き付けます。
4. ショート動画コンテンツ(オプション)
視覚的な魅力を伝えるため、チタジョブ編集室が取材に行き、仕事内容や事業所を1分程度のショート動画で解説するオプションも用意されています。また、より親しみやすいYouTuberレポート風動画制作もオプションとして提供されます。作成された動画は事業者様のページに掲載され、チタジョブYouTubeチャンネルにもアーカイブされます。
5. リアルイベント「チタジョブミーティング」
大規模な合同説明会「るびあん」に代わり、イベントスペースや公共施設の会議室等で、事業者様10社程度(または3〜5社)と求職者が直接話すことができる小規模の説明会(リアルイベント)を年に数回実施する予定です。
料金プランと参加事業者様のメリット
チタジョブへの掲載は、手軽に始められる価格設定となっています。
• 基本プラン: 事業者様のページ作成と基本情報、募集職種情報の掲載、およびサイト内キーワード検索へのヒットが含まれます。
◦ 初年度キャンペーン価格: 50,000円/年(税別)。
※2026年度以降の通常価格は130,000円/年(税別)が予定されています。
• オプションプラン: 第三者によるレポート記事制作(130,000円)、事業者(職種)紹介1分動画制作(100,000円)、YouTuberレポート風動画制作(400,000円)などがあります(全て税別)。
参加事業者様のメリットと少ない作業負担
参加事業者様は、自社の数字のみを確認できるIDが付与され、Googleサービスを利用してサイトの閲覧状況をリアルタイムで確認できます。また、サイト全体のレポートも確認可能です。
事業者様の作業負担は主に以下の基本情報の入力に限定されます。
1. 写真の用意、事業者紹介文の作成、事業者基本情報の入力。
2. 事業者様のキーワード設定。
3. 募集職種ごとの紹介文の作成、対象者設定、職種のキーワード設定。
レポートや動画制作(オプション)については、チタジョブ編集室が取材・執筆を担当します。
強力な広報・広告計画と地域連携
チタジョブは、その情報をより多くの求職者に届けるため、多角的な広報戦略を展開します。
デジタルとリアルを組み合わせた広告戦略
リリース前の初期段階(12月~翌年3月まで)は、まず「チタジョブ」という名前を知ってもらうことを目的に、「Google広告」「各種SNS広告」にて広告出稿をおこないます。

配信エリアは、知多半島及び名古屋市を想定しています。リリース後も、各種デジタル広告の効果を分析しながら、効率の良い媒体に広告費用を投入し、並行して紙媒体の広告も実施されます。具体的には、愛知県の主要大学・キャリアセンターや専門学校への案内、国際会議場やポートメッセ名古屋などのラックへのチラシ設置が予定されています。
地域との強固な連携
さらに、地域に根差したPR活動も展開されます。
• ハローワークとの連携: ハローワークに訪れた求職者へチタジョブを紹介していただきます。
• 5市5町によるPR活動(予定): 市町が配信するLINE、市町ホームページ、市町が発行する広報誌の情報コーナーへの掲載を通じて、広範囲にわたるPR活動を行います。
知多半島の仕事文化を未来へ
チタジョブは、具体的な求人情報を提供し応募につなげる大手求人サイトとは異なり、知多半島の仕事に対する「興味・関心」を喚起し、求職者のキャリア観や働き方の選択肢を広げ、地域の仕事文化をアーカイブすることを目的としています。
チタジョブが目指すのは、知多半島やその近隣で仕事を探している人が「まず見るメディア」となることです。そのためには、より多くの事業者様にご参加いただき、求人情報や仕事の魅力を発信するコンテンツを充実させることが不可欠です。
チタジョブは、企業の持つ独自の技術や強み、そして職場のリアルな雰囲気を「第三者の視点」で深く掘り下げて伝えることで、求職者に「知らなかった魅力」を見つけ出し、届けます。これは、単なる情報提供ではなく、「そこにいる人々の物語」を描き、読者の心を動かすことに繋がります。
私たちと一緒に、知多半島の素晴らしい仕事たちを全国に発信し、地域を盛り上げませんか?
チタジョブのお申し込みはこちらから
※知多半島5市5町の商工会議所・商工会への加入が参加の条件となります。加入されていない事業者様はこの機会に加入をご検討ください。