
毎日暑い日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。
特に今年は以前とは比べ物にならないほどの「酷暑」が続くようになりましたね。
労働安全衛生法の改正により、事業者は熱中症対策を講じることが明確に求められるようになりました。
当社は対象ではないものの、人命に関わるので半田消防署様にもお越しいただいて、社内で熱中症対策講習を開催しました。

まずは、熱中症とみられる症状のある人がいたらどのような対応をしたらいいか、社員が作ったフローチャートを見せながら説明します。
1階と2階でそれぞれエアコンの風がよく届く涼しいスポットを決めて、体調の悪くなった人はまずはそこで休んで、周りの人が保冷剤や経口補水液を持ってきます。
回復しない場合は病院へ連れていき、重篤な場合は救急車を呼びます。
説明後は、半田消防署救急担当の方に補足をしていただきました。
保冷剤で特に冷やすべき体の部位は、首横、脇の下、鼠径部。
太い血管を冷やし内臓の温度を下げるのが大事です。
また、意識のない人を二人で移動させる方法も教わりました。
一人目の搬送者は、傷病者の背後から手を回し、片方の腕を両手でつかみ自分の胸まで引き上げます。
そして二人目の搬送者は、足を持ち上げて運びます。

その後はAED講習に移ります。
当社は毎年秋に避難や消火などテーマを変えて防災訓練を行っていますが、今年はこのタイミングで行いました。
倒れている人を見つけたら行う6つの手順を教えていただき、グループに分かれて実践しました。
- 周囲の安全確認
- 反応確認
- 協力要請
- 呼吸確認
- 胸骨圧迫
- AED使用
弊社の2階にAEDが備えてあるので、いざという時に使えるようにします。

今回の講習会を通じて、従業員一人ひとりが熱中症の危険性とその具体的な対策、そして緊急時のAEDの使用方法について深く理解することができました。
猛暑が続く中、今回の学びを活かし、社員一同、互いに協力し合いながら健康で安全にこの夏を乗り切ってまいります。また、いざという時に迅速かつ的確な行動がとれるよう、今後も継続して防災意識を高めていきます。