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KOMORI製 A全5色印刷機(油性)GL-537を導入しました

弊社は2023年1月、ローランド製 菊全4色機1台とKOMORI製 菊半4色機を搬出し、新しくKOMORI製 A全5色機を導入しました。

1月15日の大安吉日、天気が心配される中、朝8時から搬入が始まりました。

フィーダー部と1,2ユニットが、先に工場内へ入ります

次に3,4ユニットが入ってきました

そして5ユニットとデリバリー部が入りました

無事、雨に降られることなく印刷機が工場内に入りました。
この後、午後から雨が降ってきたので本当に良かったです。
搬入業者の方々、ありがとうございました。

ここから、組み立て、電気の配線などの作業が約1週間。
そして、この後が私たち印刷オペレーターの出番であり、とても大切な1週間が始まります。

まず、弊社の長い歴史の中で5色機の導入は初めてのことになります。
現在、弊社には4名の1級印刷技能士がいますが誰も経験したことがないのです。
今まで4色機を扱ってきて5色機があったらなあと思ったことは何度かありましたが、いざ導入が決まると不安と期待と責任感といろんな思いでいっぱいだったと思います。

通常、カラー印刷をするには4つのユニットを使います。5色刷なんてそんなにあるわけではありません。ということは1ユニットが空き胴になるわけです。
今までの4色機を扱っていても1色、2色刷を行えば同じことで空き胴が出るわけですが、この空き胴は熱を持ったり、ローラーの消耗を早めたりと使い方を間違えると印刷物に悪影響を及ぼすことがあります。しかし、この印刷機はカラー印刷をする場合、1ユニットから4ユニットで印刷する時は5ユニット目がニュートラル状態になり、2ユニットから5ユニットで印刷する時は1ユニット目がニュートラル状態になりローラーが回らないようになり熱を持たないように設計されていました。4色機までしか扱ったことがない私たちには驚きでした。さすがKOMORIさん。もちろん、5色目をどう活用するかは私たちの今後の課題になります。7年前にKOMORI製の高感度UV機を導入した時も驚きばかりでいろいろ勉強させて頂きました。他にもたくさんありますが、これから徐々に紹介出来ればと思います。

無事に1週間のインストラクション、テスト印刷を終えて
1月26日 神前神社の宮司さんに来て頂き安全祈願のお祓いをしました。そして最後に、今回の新しい印刷機を導入したことにより弊社のオフセット印刷物は全てインラインの検査カメラを通しての出荷となります。
今まで以上に高品質、安定した製品をお客様に提供し続けていきますのでよろしくお願い致します。

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