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Meta社から生まれた新SNS「Threads」とは一体どのようなアプリなのか?実際に使ってみた。

7月3日、突如Meta社から発表された新サービス「Threads(スレッズ)」。世間では、7月1日に突如投稿の閲覧制限を始めたTwitterの代替アプリとして注目を浴びています。そんなThreadsが7月6日に公開され、わずか4時間で500万人ものユーザーが登録したとのこと。実際使ってみてどうだったのかまとめてみました。

目次

  • Threadsの始め方
  • Threadsの特徴
  • コラム-Threadsとフェディバース
  • コラム-Threads実は2019年にリリースされていた!?
  • まとめ

Threadsとは

Threadsとは、Instagramプラットフォームの一部となっているアプリです。スレッドを投稿したり、フォロワーや他のユーザーに対して返信したりすることができます。スレッドや返信は、短文や写真、動画、リンクなどの組み合わせから構成されています。

Threadsの始め方

ThreadsはInstagramの一部がアプリになっているため、Instagramアカウントが必要です。使用しているInstagramアカウントでログインすることができます。プロフィール設定ではInstagramでのプロフィールをインポートすることができ、簡単に設定することができます。

ThreadsはInstagramの一部ということもあり、基本的な設定はどちらにも適応されますが、公開プロフィールについてはアプリ毎に設定できます。こちらでいわゆる「鍵垢」の設定ができます。

詳しい公開プロフィールと非公開プロフィールの違いはこちら

Instagramとの連携によって、フォローも簡単。Instagramでフォローしている人をボタン一つで一括フォローすることができます。Threadsを始めていない人もフォローすることができ、自身がフォローしたユーザーがあらたにThreadsを始めれば、自分のもとに通知が届きます。

設定はこれで終了。Instagram連携によって、簡単に始めることができますね。

Threadsの特徴

Threadsに類似したツールの一つにTwitterがあります。“つぶやき”をテーマに様々な制限をつけたテキスト投稿型SNSです。Twitterの制限の中には1投稿あたり最大文字数140文字、最大画像数4枚と定められていますが、Threadsは以下のようになっています。

  • 最大文字数:500文字(開業は1文字に含まれる)
  • 最大画像&動画数:10枚(カルーセル表示)
  • 写真または動画が1つのみの場合は大きく表示される
  • 下書き機能なし
  • ハッシュタグなし
  • いいね!/スレッド返信/再投稿/引用スレッド機能(Twitterと類似)
  • 検索はユーザーのみ

またTwitterではアプリ内にDM機能があるのに対し、ThreadsではDM機能はないもののプロフィールにInstagramのリンクボタンがあるため、あくまでInstagramがベースとなり、Threadsはその一部であることが感じられます。

Twitterと比べて1投稿あたりのボリューム(情報量)が多い点と名前が「Threads」という点から、Twitterのようなユーザーの一方的なつぶやきではなく、近しいフォロワーとの会話を重要視しているように感じます。今後の動向に期待です。

コラム-Threadsとフェディバース

Threadsは、今後フェディバースに組み込まれる予想とのこと。フェディバースとは、独立したそれぞれのSNSを相互に通信することができる巨大なネットワークのことです。同じプロトコルで動作している場合、異なるサーバーであっても通信が可能になります。MetaがThreadsをフェディバースに組み込み、所有・管理していない他のフェディバースプラットフォーム上の利用者とコミュニケーションができるようになるのは時間の問題でしょう。

コラム-Threads実は2019年にリリースされていた!?

実は「Threads」が、2019年10月4日に単独メッセージアプリとしてリリースされていたのはご存知でしたか。Instagramのメッセージ特化アプリとして“親しい友達”とより簡単につながること、瞬時にやりとりができること、そしてプライバシーを考えてデザインされ開発されました。しかし、Threadsの人気機能がInstagramでも使用できるようにし、DMを一つのアプリに統一させたほうが良いという点から2021年12月にサービスを終了しました。今回新たにリリースされた「Threads」にDM機能がないことはこのことが理由でしょう。

まとめ

実際にThreadsをつかってみた結果としては、「Meta版Twitter」だなと感じました。Twitterを普段から愛用していた私からすると、Threadsの使用にあたりこのアイコンはこの機能だなと理解することが容易で、感覚的に使いやすいです。気になるところといえば、検索がユーザー単位のみでスレッド(投稿)についての検索ができないところ。フォロー外の今知りたい情報の投稿が見れなかったり、共通の趣味をもつユーザーが探しにくかったりとTwitterとは異なる要素もあります。Twitterとの差別化をし、Threadsの強みを生かした使い方ができるかどうかが、今後のSNS運用・デジタルマーケティングに大きく影響するでしょう。

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