弊社の立地する半田市は、古くは醸造業(ミツカン本社があるのも半田市)や海運業で栄えてきた歴史のある町です。昭和12年に3町が合併し、今年、市制85周年を迎えました。
この85周年を記念する市勢要覧を当社が制作し先日完成しました。
提案の中で企画に盛り込んだのが、環境配慮型の新素材、LIMEX(ライメックス)。当社がかねてより印刷用紙、中でも合成紙といわれるポリプロピレンを主原料とするシートの代替素材として採用を薦めてきた新素材です。
LIMEXとは何か?
初めて耳にする方の為に簡単にご紹介します。
LIMEX(ライメックス)は、石灰石を主成分とした新素材です。
紙・プラスチックの代替素材として注目を集めています。製造時に紙の原料であるパルプを必要とせず、水もほとんど使用しません。
印刷用のシートとして活用することで、水・森林資源の枯渇問題に貢献できるというものです。SDGsでいうと、目標6「安全な水とトイレを世界中に」、目標15「陸の豊かさも守ろう」に該当します。
主原料である「石灰石」は、ほぼ無限と言われるほど地球上に埋蔵量が多い素材です。
さらにリサイクルも、マテリアルリサイクル、サーマルリサイクル共に可能です。
使用したLIMEXシートから、プラスチック代替となるLIMEXペレットを製造することで、プラスチック代替の成形品をつくる「アップサイクル」も可能です。こちらはSDGsでは目標12「作る責任・使う責任」に該当します。
他にも、耐水性に優れているという利点から「ハザードマップ」などに活用する自治体も出てきています。
これら特徴を持つ「LIMEX」を、半田市の市勢要覧に採用いただきました。
表紙にLIMEXロゴが印刷されています。
冊子の編集は両A面仕様。
左から開くと現在そしてこれからの半田市について横書きの仕様で編集しています。
右から開くと歴史のある半田市ならではのコンテンツを紹介。「過去と未来をつなぐ市勢要覧」ができました。
発行部数が少ないのでなかなかお目にかかれないと思いますが、市内の公共施設に少し置かれるようです。
10月1日に行われた市制85周年記念式典で、市議や関係者に配布されたそうです。
半田中央印刷では、LIMEXの可能性を探りながら、多くの企業や自治体に採用いただけるよう取り組んでいます。SDGsをはじめ、地球環境の負荷低減に貢献するこの素材を御社もいかがでしょうか。
LIMEXに関するお問い合わせはこちらからどうぞ。