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SDGsへの半田中央印刷の取り組み(地方の印刷会社ができること)

地方の印刷会社は伝統的に地域貢献に前向きな会社が多いと思います。
弊社も「愛知型 地域に愛される企業賞」を受賞するなど、昔から地域貢献には積極的な方です。
私見ですが、「印刷」という事業が地域における社会課題を解決するために始まっていることと無関係ではないと思います。

印刷物製造を通じて貢献してきたこととは「情報伝達」です。
弊社でいえば、過去にブログに記しましたが、明治期印刷の「度量衡の換算表」などはまさに社会課題を解決するために出版されたものにあたるのではないかと思います。

紙メディアの減少傾向には歯止めがかからず、印刷業を取り巻く経営環境はまさにどしゃ降りと言える状況ですが、「情報伝達を通じて社会課題の解決」という本質を忘れなければ打開の糸口はあるはずです。

さて、今回はSDGs「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の話。
国連で採択されて以来、SDGsを志向した経営が求められるようになり、中小企業といえども無視できない時代になってきています。
弊社は先述の通り地域貢献には前向きに取り組んできておりますが、これらの活動をSDGsに当てはめるとどうなるかという視点から捉え直してみました。

2021年1月に会社の取り組みとして掲げさせていただきました。
17の目標のうち12の項目についてSDGsと連携した取り組みを行なっていきます。

SDGsへの取り組み(半田中央印刷株式会社)

産業文化の伝承と地域の社会学習への機会提供を行います。

●地域活性イベントへ積極的に参画、活版印刷ワークショップなどの機会を通じて産業文化の伝承を行います。
●地域の方対象の会社見学会のほか、小中学生に職場体験の場を提供します。

再生可能エネルギーの活用に努めます。

●社屋の屋上に太陽光パネルを設置し、再生可能エネルギーの活用に努めています。

地域の観光資源開発に取り組みます。

●地元亀崎の各家庭に古くから伝わる伝統食「串あさり」を地元産品として商品化します。

中小事業者、各種団体の活動支援に取り組みます。

●地域のためのクラウドファンディングを運営し、中小事業者や各種団体が共感をベースに持続的な活動が行えるよう支援します。


多様性を尊重し差別的な規則、慣行を撤廃します。

●法令遵守、人権尊重の視点にたち、機会均等を確保し、成果の不平等を是正します。

安全で安心して生活できる地域の実現に取り組みます。

●防犯CSR推進宣言を行い、地域の安全確保に資する活動を行います。
●地域の清掃活動に参加し、街の清潔維持向上に努めます。

環境と社員の健康への悪影響を最小化します。

●グリーンプリンティング認定工場として環境負荷の継続的低減に努めます。
●化学物質および廃棄物の適切な管理を行い減量化に努めます。

CO2削減に配慮した商材を積極的に活用します。

●名刺には木を使わない石灰石から作られた紙を使用することで、森林伐採を抑制しCO2削減に貢献します。
●上記の石灰石由来の商材をお客様に提案し、活用促進に努めます。

海岸の廃棄物削減に努めます。

●市主催の水辺クリーンアップ大作戦に参加し、清掃活動を通じて海岸の廃棄物削減に努めます。

森林資源の適切な管理に努めます。

●2020年度中に森林認証を取得し、森林資源の持続的な経営に貢献します。

差別や不正のない経営を行います。

●法令を遵守し社会倫理に照らし、正しい経営を行います。
●地域貢献につながることは積極的に取り組みます。

様々なパートナーと課題を共有し協働に取り組みます。

●防犯CSR推進会議に参加し、安全なまちづくりに取り組む各社各団体と連携します。
●官公庁および地域社会とのパートナーシップを推進します。



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