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【デザイナーの脳内】はんだオープンファクトリーメインビジュアル誕生秘話

10/13(金)・14(土)の2日間、半田市内の様々な事業所で開催された『はんだオープンファクトリー』。
半田中央印刷株式会社を選んで遊びに来てくれた皆様、誠にありがとうございました!
弊社では『会社見学』『活版印刷体験ワークショップ』を行いました。たくさんお客様にお越しいただき、いつもは静かな会社がとってもにぎやかでした!
産業観光イベントはお客様に楽しんでいただくことはもちろん、働く人も自分たちの会社を客観的に見つめられるんですね〜。


さて少し個人的なお話になりますが、今回ロゴとメインビジュアルのデザインをさせていただきました。
各所から好評の声をいただいたメインビジュアルについてちょっとお話したいと思います。

半田市の企業を周遊できるイベントをやるから、メインビジュアルを考えてほしい

そんな一言から始まった今回のデザイン制作。

半田市民ではないわたしは「半田市の産業ってなにがあるんだろう?」と疑問に感じました。なんとシンプル。
ネットを使って半田在住の社員に聞いて調べてみると、自動車部品の工場があったり、醸造の会社があったり、近くでは飛行機を作っているではありませんか。牛や豚を飼って育てている会社もあるし、製造業の会社もたくさん。農家さんもいます。

行き着いた結論は『いっぱいある』でした。これもまたシンプル。

『いっぱいある』を脳内で広げていくと…『にぎやか、雑然、ごちゃごちゃ、わいわい…』=『カオス』!
ちょっぴり強い言葉ですが『カオス』がしっくりきちゃいました。

そんなこんなで、実は今回のデザインテーマは『カオス』だったのです。

『半田市のいろんな産業』×『楽しい工場見学イベント』×『カオス』で生まれたのが彼ら。

生まれた

のっぽな子、小さな子、横に長ーい子…それぞれの企業が持つ強烈な“個性”を抽象的にビジュアル化しました。
そして「多くの方がたくさんの企業に足を運んで目で見てほしいな」という思いから目と足がついたんですね。
目と足がつくと「命」が吹き込まれた感じがして、とても愛着が湧いてきます。


ポスターやチラシ、当日のTシャツにのぼり…いろんなものに作ったキャラクターが展開されていくのは、素直にうれしかったです。

ポスターを刷っています!

そして当日、お客様から事業所のスタッフさんからも「この子たちかわいい!」「グッズはないの?」と嬉しいお言葉をたくさんいただきました。ありがとうございます!
次回があれば今度はキャラクターグッズを作りたいね、なんて話も出ていたり。

末永く続くイベントになって、彼らのことも末永く愛していただけると嬉しいです。

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