コロナの感染状況が落ち着きをみせ、先日久しぶりにリアルの展示会に出展してまいりました。
1コマお試し出展。予算も限られ、なるべく低コストでブースを制作するために選択したのは、「段ボールシート」。
通常段ボールに印刷をする場合、フレキソ印刷方式での印刷が主流です。
フレキソ印刷とはゴム製の凸版を使用し主に水性インキで印刷をする方式です。
精密な表現には向かず、簡易な絵柄の印刷に適しています。
今回使用したのは、インクジェットデジタル印刷機。
大判の段ボール用紙に精緻な印刷ができる優れものです。
展示ブースの壁面と装飾用の正方形パッケージを制作しました。
段ボールなので、展示会終了後は古紙回収され製紙原料としてリサイクルされます。
環境負荷も小さく、SDGsへの取り組みとしても適しています。
こちらの段ボールブース、パートナーさんが導入した最新鋭の段ボール用のフルカラーデジタル印刷機で印刷。
その特徴は次の3つです。
01 高速印刷で高い生産性を実現
インクヘッド技術の向上により、これまで低速でしか対応出来なかった高品質な印刷でも高速での対応が可能になりました。
また下地処理や印刷後のニスがけも1工程内で瞬時に完了出来るため、従来機よりも高い生産性と美粧性を両立しています。
02 環境にやさしい水性インク
従来のデジタル印刷機で多く使用されていたUVインクは溶剤を含むため、特有の匂いが発生していました。
こちらのマシンでは環境にやさしく匂いのない水性インクを使用するため、青果物の梱包箱や肌に触れる製品の梱包などにも安心して使用が可能です。
03 大判の印刷物にも対応
最大紙寸法がW1600mm×L2800mmと非常に大きいため、大小さまざまな梱包箱はもちろん、販促用POP、イベント看板などこれまで段ボールでは対応しにくかった大型印刷物の生産も可能になりました。
デジタルインクジェット印刷による段ボールケース。
海外では流通業界での使用が増えているようです。
量販店などで人手不足への対策として、商品を段ボールのまま陳列することが多いということです。
確かに包んで運ぶための段ボールがきちんとデザインされていれば、そのまま店頭什器になります。
そのまま開梱するだけですから、棚出しの手間も省けます。
フルカラーデジタル印刷で段ボール制作、
検討されてみてはいかがでしょうか?