ー滞在時間と消費行動の変化についての考察ー
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新型コロナウイルス感染拡大による消費行動の変化
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新型コロナウイルスの感染拡大により消費地が変化し、より自宅に近い地域での消費が活発に
なっています。Eコマースの利用や持ち帰り需要が増加し、家ナカ消費が拡大しています。
消費行動にも変化が見られるようです。
ーー目的来店志向が強くーー
「どこのお店で何を買うのか」あらかじめ決めて買い物にいく傾向が高まっているようです。スーパーでの滞留時間が短時間化しています。
電子チラシ「Shufoo!」を手掛けるワン・コンパス(東京・港)が実施したアンケートによると、スーパーでの滞在時間「20分未満」が41%、コロナ前より11ポイント増加したようです。「事前に買う商品を決めて購入」も3割とコロナ前の2倍に。買い物に出かける頻度も下がっているようです。
(日経新聞2021年2月14日の記事「食品・日用品、7割で品数減 買い物時短で定番優位」)
ーー定番商品・看板商品が強さを発揮ーー
滞在時間の短時間化が進むことで、なじみのある定番商品・看板商品が選ばれやすくなっているようです。小売店側も短時間での買い物を呼びかけ、商品を売れ筋に絞り込んでいる傾向が見られます。
日経POSの2020年12月のデータによると、主要670品目で口紅(18%減)、乳酸菌飲料(13%減)など67%の品目で商品の種類が減少。定番商品をきちんと揃えることが重要になっています。
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☆☆ 3秒で認知させるPOPが重要に ☆☆
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お店での滞在時間が短くなってくると、瞬間で認知をさせるPOPやパッケージが重要になってきます。3秒でお得感、納得感を感じさせ、商品の特徴をわかりやすく伝えることが客単価を上げるために必要な施策といえるのではないでしょうか。
3秒で認知させるためのPOPのコツとは
1.シンプルでキャッチーなコピーにする
POPはあくまでも購入の後押しをサポートするもの。一瞬で目に情報をインプットさせるためには、情報の優先順位を明確にし、シンプルなメッセージにすることを心がけましょう。
2.ターゲットに届く呼びかけを入れてみる
最近◯◯なあなたに!◯◯が足りない方へ!といったターゲットに刺さる言葉を入れることで、その商品が自分にぴったりのものであることを認識させることができます。
3.訴求したいことを絞り込む
あれもこれも、とすべての情報をPOPに詰めこんでしまいがち。3秒で伝えるために「一番アピールしたいことはコレ!」というポイントをひとつに絞り込みましょう。
4.写真やイラスト等イメージを活用する
写真やイラストといったビジュアルも効果的です。目から入る情報の中でも、絵を使えば一瞬で目に留まります。
3秒で認知させるために最低限押さえておきたいコツを挙げてみました。
プランニングからデザイン・製作までトータルでご相談に応じますので、お気軽に当社へお問い合わせください。